夏の季節になり、網やカゴを持って親子で虫採りを楽しんでいる姿をよく見かけるようになりました。
夏休みは虫取りやザリガニ釣りなど、この時期でしかできない遊びをたくさんしたいもの。
虫取りやザリガニ釣りなどで注意したいのは、急な天候の変化や危険な場所だけではありません。
この記事では、知らず知らずに捕まえたり採ったりしてしまう外来種についての記事です。
なお、この記事で参考にさせていただいているのは、学研の大人気シリーズ「学研の図鑑Liveシリーズ」の『学研の図鑑 LIVE 外来生物』です。
外来種とは!?
テレビ東京で「池の水ぜんぶ抜く」で認知されるようになってきた危険生物「カミツキガメ」。カミツキガメもまた、外来種です。
外来種について簡単にお伝えいたします。
外来種について
外来種(外来生物)とは、人によって他の地域から運ばれた生き物のことです。
外来種が入ってきたことにより、もともとその地域に生きていたものが食べられたり、住処が奪われたりします。
外来種は捕まえてはいけない生き物です。
たとえ、捕まえたとしても、逃がすときは同じ場所に逃がすことが必要です。
例えば、アメリカザリガニは外来種。
意外と知られていないかもしれません。
外来種は悪者?
外来種は、ウシガエルのように何でも食べてしまう害、病気を伝染させてしまうアメリカザリガニなど、人への被害だけでなく、環境全体にも影響を与えてしまいます。
でも、外来種は悪者のように見えますが、違う環境へと持ち込んだのは人。
外来種そのものには罪がないことも知っておくことが大切です。
捕まえることも禁止されている「特定外来生物」
外来種の中でも、法律で飼育や栽培、運んだり、他の人に譲ることを禁止されているのが「特定外来生物」です。
例えば、許可なく捕まえて飼育した場合、「1年以下の懲役、100万以下の罰金」など重い罰則があるようです。
詳しくは、環境省のHP↓
ウシガエル
大きな声で牛のような鳴き声で鳴いているのがウシガエル。
公園の池など、身近にいる大きなカエルです。
ウシガエルは体が大きく、口に入るものは何でも食べてしまいます。
もともとは日本に養殖用として輸入されたカエルですが、養殖場で逃げ出したカエルがどんどん増え、全国各地で見られるようになりました。
典型的な特定外来生物ですので、捕まえることは禁止されています。
ウシガエルのオタマジャクシは一目で分かるほどの大きさがあります。
オタマジャクシの時期でも捕まえることは禁止されています。
セアカゴケグモ
幼稚園や小中学校で注意喚起されているセアカゴケクモもまた「特定外来生物」に指定されています。
捕まえることはまずないと思いますが、見つけた場合は強力な神経毒を持っているため絶対に触ってはいけません。
植物の中にも外来種が存在する
外来種は動物や昆虫といった生き物だけではありません。
植物の中にも外来種は存在しています。
セイヨウタンポポ
タンポポの種類の中にも外来種、しかも「特定外来生物」に指定されている「セイヨウタンポポ」があります。
見分け方は総苞が外側に反り返っているかどうか。
写真はセイヨウタンポポのため反り返っています。(在来種は反り返らない)
全国各地に点在しているため、住宅地の周りなど、身近なところにいるかもしれません。
オオキンケイギク
夏の季節に咲く、オオキンケイギクもまた「特定外来生物」に指定されています。
全国的に定着し、土手や川原などに咲いています。
セイヨウタンポポ同様に、見つけた場合は花を採って帰らないようにしましょう。
『学研の図鑑 LIVE 外来生物』 は詳しくて分かりやすい
この記事でも参考にさせていただいている『学研の図鑑 LIVE外来生物』は大人でも十分に学べる図鑑です。
図鑑のポイント 外来種が日本に来た理由がよく分かる!
それぞれの外来種がどうやって日本にやってきたのかを歴史的背景を交えながら解説しています。
外来種が入ってきたことによる食害、環境破壊などの具体的な害についても詳しく解説しています。
子供の自由研究として役立つことができます。
図鑑のポイント それぞれの外来種の特長がよく分かる
それぞれの外来種は写真付きで、特長がビジュアル的で分かりやすく解説しています。
「特定外来生物」「日本ワースト100」など分類して掲載しているので、それぞれの外来種が何に指定しているのかがよく分かります。
図鑑のポイント 外来種をリアルに解説するDVD付!
最近の図鑑ならではのDVD付。
動画でリアルに外来種の問題を解説していますので、子供と一緒に見ることで、外来種についての興味や理解が深まります。
動物や植物の観察にも役立てる図鑑だと思います。
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