立方体や直方体の見取図(全体の形がわかるように描いた図)は小学4年生で習います。
立方体や直方体の見取図を正確に描けることは、小学5年生から習う体積の理解にもつながるだけでなく、中学校で出てくる複雑な図形問題を解くためにも役立ちます。
この記事では、図形問題にも役立つ立方体を簡単に描くコツ、方法についてお伝えいたします。
立方体を簡単に描く方法
一般的な描き方ではうまく描くことが難しい
一般的な描き方は下記の図の通り、立法体を真正面から描く方法。
小学校の教科書でも立方体や直方体の見取図の描き方は真正面から描く方法を記載しています。
立法体を真正面から描くときのうまく描けないときのパターンは、
・食パンのような形になり、薄っぺらく描いてしまう…
・牛乳パックのような形になり、長細く描いてしまう…
・ゆがんだ形になり、バランスが悪くなってしまう…
というものが多いのではないでしょうか。
立方体を何度か描くうちにだんだんと上手になっていくかもしれませんが、簡単に描くコツを一つでも持っておくと、素早く正確に描くことができるので図形問題でも役に立ちます。
立方体を簡単に描くコツとは?
まずは全体像。
真正面から描かずに少し斜めにして描くことが簡単に書くコツ。
順番①は、まずは縦に1本の線を描きます。
順番②は、底辺の部分を描きます。
下向きの矢印(↓)のような形になります。
順番③は、上の部分を描きます。
底辺の線に対して平行して描くことがポイント。
順番④は、底辺と上の部分を結ぶ縦の線2本を描きます。
イメージは車に貼る、初心者マークのような形になります。
順番⑤は、上の部分を結びます。
上の部分の線に対して平行して描くことがポイント。
順番⑥(最後)は、点線を描きます。
これで完成。
描く順番を付けることで簡単に描くことができるだけでなく、いつでも、素早く正確に(ある程度)描くことができるようになります。
応用編① 三角柱を簡単に描く方法
立方体を簡単に描く方法は応用することができます。
例えば、三角柱。
描く順番は、立方体の描き方とほぼ同じです。
順番①は、まずは縦に1本の線を描きます。
順番②は、底辺の部分を描きます。
順番③は、上の部分を描きます。
順番④(最後)は、点線を描きます。
応用編② 三角錐を簡単に描く方法
三角錐も同じように描くことができます。
順番①は、まずは縦に1本の線を描きます。
順番②は、底辺の部分を描きます。
順番③は、上の部分を描きます。
順番④(最後)は、点線を描きます。
三角柱も三角錐も、この描き方だと簡単に描くことができます。
まとめ
図形問題が苦手な場合は、立方体などの図形の見取図がうまく描けていないことが多いように思われます。
という私も、小学生、中学生のときは立方体などの図形をうまく描くことができず、そのこともあって図形問題に対して苦手意識を持っていました。
小学校の高学年から図形問題が多くなり、苦手だと思う子供が多いと聞きます。
立法体が素早く、正確に(ある程度)描けるようになると、図形問題にも役立つことができるのではないでしょうか。
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